2012年2月5日日曜日

魚料理とイタリアのピノ


およそ4時間強のドライブをして、昨年末にニューヨークへ遊びに行きました。
滞在期間のほぼ全ての計画は嫁さんに任せて、自分は行ってみたいワイン屋を調べておいたのです。
行った見て、口からこぼれたのは、「無駄に高いな…」でした。
そこらでは見かけない飲んでみたいワインが勢揃いしているのは最高なのですが、全般的に割高です。
結局何も買えずに凹んでいたのですが、リトルイタリーで見つけたワイン屋さんで、今回のピノに会いました。

[Wine] Monte Degli Angeli Piemonte Pinot Noir 2010

今回はモンテ・デリ・アンジェリ ピエモンテ ピノ・ノワール 2010です。
ピエモンテで、バローロの作り手であるアントニオ、パウロ スペロン兄弟が作るピノらしいです。
上述したワイン屋で、$12(~1000円)で購入しました。

黒みがかったルビーの色をしており、粘性が高くなく、透明感があります。
グラスからチェリーなどの赤い果実のアロマが溢れてきます。
抜栓から30分して飲んだ感想は、酸味が強く、アフターが0という感じでした。
これが不思議で、アフターが弱いのではなく、水を飲んだのかのように、ストンと味が消えます。
しかし、更に30分後に急激に開きました。
アロマは樽香が主体に変化、酸味の奥に旨味が見えるようになり、余韻が20秒程続くようになりました。
少なくとも価格の倍以上の価値はあると思える、美味しいワインです。




[Dish1] 鮭の照り焼き
魚料理は赤ワインに難しい先入観があるのですが、今回の鮭の照り焼きは中々やります。
完全に和食なのですが、オリーブオイルが加えてあるソースが橋渡しをしてくれ、赤ワインとの相性が良かったです。
どちらかと言うと上品なソースなので、ピノに合うと思います。
料理自体のポテンシャルも高く、ご飯にも必ず合いますね。
特に鮭に脂が乗っている所が、絶品です。

[Dish2] 付け合わせパスタ
ワインに合わせる時の炭水化物は、長年パンが担当してくれました。
もちろん、満足しています。
しかし、一言だけ言わせて頂くと、若干飽きました。
これからは、この付け合わせパスタにもその重責を担ってもらいます。
作り方は簡単で、茹でたパスタに適量のバターをからめ、塩こしょうで味を整えます。
シンプルだからこそ、ワインを邪魔せずに、美味しいパスタの出来上がりです。

[Dish3] パプリカとれんこんのきんぴら
和食ながら、ワインと合う料理、その2ですね。
普通のきんぴらも大好きですが、この料理は、れんこんの歯ごたえとパプリカの甘み、そして甘辛ソースが調和していて、とても美味しいです。
しかもワインにまで合うので、言う事ないですね。

[Dish4] エビのガーリック炒め
ガーリックがとても好きなので、今回の料理単品の味としては自分的に一位の料理です。
ただ予想された通り、ピノとは全く合いませんでした。
ガーリックがピノのニュアンスを見事に封殺します。
なので、食べた後は、鮭の照り焼きを通過して、ピノに行っていました。