以前、アメリカではバーガンディが入手しにくいと書きました。
街のワイン屋さんなどでは、カリフォルニアやボルドーが全面です。
未だにブルゴーニュワインの主要輸出国がアメリカなのが謎ですね、一部の富裕層が抱えているのかもしれません。
しかし、そこから漏れたブルゴーニュワインは、アメリカ人の舌に合わずに、寂しそうに安値で売られています。
今回は日本の店で買えば5万円以上のモンラッシェを$179(約1万4千円)で手に入れました。
[Wine] Jacques Prieur Montrachet 2000
手に入れた経緯は、よく行くワイン屋で偶然見かけただけです。さすがに値札が間違っていると思ったのですが、すんなり買えました。アメリカ…、いいですね。
透明感のある黄金色に、リンゴやオークのアロマ。柔らかい口当たりながら、ミネラルとしっかりとした骨格があります。スケール感はあまり大きくないのですが、アフターはどこまでも続きます。以前感動したコント・ラフォン ペリエールには及ばずとも、かなり美味しい白ワインといった印象でした。
[Dish1] アワビのステーキ
モンラッシェとマリアージュをしたと言う記事を読み、嫁さんにお願いをして、作ってもらいました。冷凍のアワビを使用したからか、身が固かったのですが、バターでソテーされたアワビはモンラッシェと良い相性でした。[Dish2] チキンときのこのクリーム煮
前回に引き続き、登場してもらいました。
塩と胡椒をアクセントに、鶏肉とキノコの素材の味を生かした料理です。繊細なモンラッシェに寄り添い、決して邪魔をしない。ワインとの相性は今回一位でした。
[Dish3] ねぎとベーコンのカマンベールチーズグラタン
出ました。見た目から想像される味より、美味しい料理です。ネギ、ベーコン、チーズの調和が、完璧ですね。 確かに白ワインとも合うのですが、強すぎない赤の方が相性が良さそうです。
[Dish4] ちぎりキャベツ 味噌オリーブオイル添え
味噌の塩気とオリーブオイルのコク、そしてキャベツのシャキシャキ感。調和は全くしていないのですが、個々の個性が対照的に引き立つ不思議な美味しさです。ただ、モンラッシェの相手としては主張が強すぎで、ミネラル感ばかりが目立つようになってしまいました。