2012年2月18日土曜日

ローストビーフとジャド グラン・エシェゾー 1997


webでサーチをして、飲みたいワインが置いてあるワシントンDCのワイン屋に乗り込みました。
いざ、店内をウロウロすると、眼を付けていたワインが全く見当たりません。
何かの間違いだったのかと凹みながら店員さんに相談すると、店員さん専用の倉庫から出してくれました。
何故に隠す?と思いましたが、ようやく手に入れたワインで自分の誕生日を祝ってもらいました。


[Wine] Louis Jadot Grand Echezeaux 1997

ルイ・ジャド グラン・エシェゾー 1997です。
上述したワイン屋で、$200 (~16000円) で購入しました。

エッジがオレンジがかったガーネットをしており、抜栓直後はそこまでアロマを感じませんでした。
グラスに注いで20分程度、落ち着いた印象のベリー系果実とアプリコットのアロマが古酒の墨のニュアンスを伴いながら、グラス内に満ちて来ます。
そして飲むと、酸味やタンニンが溶け込んだ圧倒的な旨味が襲って来ます。
口当たりは非常に滑らかなのですが、旨味の構造が重厚で、アフターは軽く30秒以上あります。

もちろん、普段飲んでいるコストパフォーマンスの良いワインも大好きです。
しかし、状態の良いブルゴーニュのグランクリュは、美味さの桁が違うという感じでした。
ワインの深淵に触れれたと思える一時でした。



[Dish1] フライパンローストビーフ
今回のマリアージュの立役者です。
圧倒的なワインの旨味に対して、肉本来の美味さを対等にぶつけてくれた料理です。
また肉汁や赤ワインから作るソースが絶品で、言う事はないです。
この料理があってこその本当に楽しい夕食でした。

[Dish2] ロスティ
ワインのある食卓に上がれる料理の中で、常連になった高級ポテチです。
ただ、進化をし続けているので、美味しさは前回から倍増しています。
秘訣は、4種類のチーズ。
その内の一つであるチェダーチーズのお陰で、黄金色に輝いて見えていますね。

[Dish3] キャベツの和風ドレッシング
重要な役割を果たしてくれました。
他の料理、ワインが美味すぎるので、若干食事に疲れるのです。
そんな時、いつもと全く変わらないこの料理で小休止できました。

[Dish4] セミドライトマト
これも常連になりつつあるトマト爆弾です。
超高温のトマトジュースが皮に入った料理なので、焦るともれなく火傷します。
今回も凝縮したトマトが口の中に定着してしまった旨味を、酸味でリセットしてくれました。
そうすると新鮮な感覚で、食事を何度も楽しめます。