2010年5月30日日曜日

魚介料理


白ワインに合わせて、魚介類をふんだんに使った料理を作ってもらいました。
前回に引き続き、ワインに合うご飯狙いです。
料理もワインの品種も初めてづくして、とても楽しみです。


1. パエリア

メインはスペイン料理のパエリアです。
知ったかぶって書いていますが、この料理がパエリアと言う物だと、今回初めて認識しました。名前は聞いた事があったのですが、リゾットと縮退していたので。
味はすごく美味しかったですね。
魚介類を米と共に食べるのでとても上品なニュアンスになっており、白ワインと相性が良いです。
特にお焦げが旨味が凝縮している感じで美味く、見つけると少し幸せな気持ちになります。



2. あさりのワイン蒸し

これは、自分がリクエストした料理です。パエリアとアサリが被っているとの事で彼女さんに却下されそうな所を、強引に頼みました。
すごく大好きな味でした。
アサリを日本酒で蒸す料理は何度か食べた記憶があったのですが、白ワインも本当に合いますね。
ただ、仕上げの七味を若干やりすぎた感がありまして、もう少し抑えた方がワインとの相性が上がる気がしました。
自分は辛党なので、ワインとの相性を無視すれば、今回の一番です。




3. 地中海サラダ

白ワインとの相性、一位です。
サラダと言うより、一つの料理ですね。どうしてそうなのか理解できないのですが、素材の味が本当に生きてます。
サーモンはサーモン、タコはタコの味を楽しめながら、全く生臭くないです。
繊細で上品なニュアンスを感じながら、食事を出来ているのが、すごく嬉しかったです。昔までの化学調味料漬けの舌では、感じられなかったでしょう。
今回の白ワインは饒舌だったので、次回はシャルドネの切れ味と合わせてみたいです。
また、食べたいです。



4. Plenio Verdicchio dei Castelli di Yesi Classico Reserva




プレーニオ・ヴェルディッキオ・クラシッコ・リゼルヴァ2007です。
透明感のある黄金色に、豊かな果実のニュアンス。ミネラル感とスケール感はあまりなく、ソフトで華やかな印象です。
ヴェルディッキオと言う聞き慣れない葡萄を使っているので、方向性が全く予想が出来なく、楽しめました。

コストパフォーマンスは良いと思うのですが、ちょっと饒舌過ぎる感じがしてしまい、料理と合わせるには難しいワインかなと思いました。

2010年5月16日日曜日

和食!


久々に和食とワインのコラボ企画です。
和食とワインを同時に楽しめるのは最高です。
結論から言うと、料理の圧勝でした。料理が美味しくてテンションがあがり過ぎ、ワインを集中して感じる前に飲み終わってしまいました。
でも、美味しい食事を楽しめたんで、勝ちかな。

1. 牛ねぎ鍋



これは美味すぎました。
自分の中の牛肉のスタンダードが牛丼になっていたのですが、桁が違いました。食べた瞬間、ワインが若干どうでも良くなってしまいました。
和食、いいですねー。







2. 漬けまぐろのちらし寿司

 
これも美味い上に、斬新でした。
酢めしなので、ワインと喧嘩をするだろうと考えていたのですが、かなり合いました。マグロを赤ワインに浸けてあったらしく、和食を貫きながらも、ワインと合うのが本当に素晴らしかったです。
奥が深い。







3. パプリカとれんこんのきんぴら



この料理も不思議な感覚をくれました。
和食でありながらも、ワインと合う。きんぴらの味付けも、根菜も好きなので、また食べたいですね。
料理にも、ワインにもいろんな可能性があるのだなと痛感しました。楽しいです。







 4.  Chateau Mont-Perat 2005



シャトーモンペラ 2005ですね。
メルローらしい柔らかなタンニンは感じたのですが、後の印象はあまり…。
彼女さんは美味しいと言っていたので、多分美味しかったのでしょう。自分は料理でテンションがあがり過ぎていて、あまり何も感じませんでした。
次回からはワインにも集中します。








2010年5月3日月曜日

GWワイン祭り終日


昨日の食事は、本当に衝撃的でした。
ワインを飲み始めてずっと目指していたマリアージュに、何の前触れもなく到達した感じです。ワインを飲み続けて、本当に良かったと心から思いました。
ワイン3連夜企画、最後は赤でしょう。
ただワインが冷やしすぎまして、適温になる前に、食事の9割を終える失敗をおかしました。
自戒します。


1. バスク風チキンの煮込み


チキンソテーに、生ハム、パプリカ、トマトを加えて煮込むパスク風チキンです。素朴な味わいで普通に美味しいですね。トマト系なのですが味がしっかりしていて、ご飯と食べたいと思ってしまいました。
塩味を少し抑えた方が、さらにワインに合いますね。






2. 長ねぎのクリームチーズグラタン

これは、斬新です!
グラタンのパスタ部分が何故か長ねぎです。しかしこれが予想以上に合いました。加熱された長ねぎの甘みが、ホワイトソースとよく馴染んでいます。
陽気な味なので、絶対イタリアワインと合いますね。今回、冷やしすぎたワインの失敗が悔まれます。






3. クラムチャウダーのパイ包み焼き


クリスマスの時に、デパ地下で買ったことがあるようなスープですね。パイを崩すのが楽しめる上に、かなり美味しかったです。
これはさすがに、白の方が合いそうです。彼女に聞いたところ、予定していた材料が揃わなく急遽内容を変更したとのこと。
急遽変更して、これがさくっと出てくるのが、すごいな。




4. Re Manfredi Aglianico del Vulture 2005


レ・マンフレディのアリアニコ デル・ヴェルトゥレ2005です。冷やしすぎたミスがあったものの、ちゃんと適温に戻してから頂きました。
まず葡萄の品種が、ギリシァからイタリアに伝わったと言われる古代種の葡萄・アルアニコです。完全に初めて聞いた品種です。深いルビーの色合いと複雑なアロマで落ち着いた印象です。
飲むと、今が飲み頃なのか、少し早いのか判断が難しいです。スケールはそこまで大きくないのですが、余韻は長く、秋の落葉の小道で読書をしているイメージです。
新しい品種のワインを飲むのは、本当に心が躍ります。

2010年5月1日土曜日

究極の白と


今回の食事は、今までの記録とは一線を画す内容でした。
ワインを知ってから、様々なワインを飲んだ経験が自分の中に少しずつ蓄積されています。
ワインの美味しさを購入金額の関数とすれば、おおよそlog関数の関係にあるのですが、圧倒的なスケール感を持ったこの白ワインは、既成概念を打ち破るものでした。
そして、それを完璧な形で支えたのが、料理です。
高級レストランに行ったところで、この感動は得られるのか、疑問です。

1. きのこのリゾット


ワインと合うご飯、リゾットです!
ご飯とワインが好きな人には、リゾットは是非おすすめですね。コンソメで下味がついたリゾットは、隠し味のチーズで上品かつ優雅な味になります。主張をしすぎず、今回もっともワインと合った料理です。大好きな味です。







2. えびのガーリックソテー


海老が好きなんです。そしてガーリックも。オリーブオイルと少し強めについた塩味がアクセントで、本当に美味しいです。単品での味もさる事ながら、上述したリゾットと完璧に合います。上品で薄味のリゾットと、味がしっかりついた海老のコンビネーションは最高です。







3. かぼちゃとひき肉のグラタン

今回の料理の一位です。
煮込み柔らかくなって、敷き詰められたかぼちゃをすくうと、その下からひき肉が現れます。ホワイトソースの下、それぞれの旨味が完全に調和していました。フランスパンと一緒に食べると、美味しいだけでなく、優しい味だと言うのがより一層良くわかります。
白にとても合いましたが、おそらく赤にもいけるでしょう。






4. オクラのバルサミコソース



不思議な味です。和風な要素と洋風な要素が混ざり合っていて、それなのにバランスがとれています。居酒屋のおとうしといったイメージです。楽しめました。









5. COMTES LAFON  MEURSAULT-PERRIERES 1999


コント・ラフォン、ムルソー=ペリエール 1999です。
ブルゴーニュの最高峰の白を味わいました。
表面が輝くような透明感のある黄金色で、リンゴ、蜂蜜等、様々な果実のニュアンスがグラスから溢れます。我慢しきれずに飲むと、圧倒的なスケール感で迫ってきました。春から夏へのとても気持ちのいい日に、地平線まで見える景色、そしてそこには一つの雲もない。自身の巨大なスケール感を、すべて濃厚な果実味で満たしています。
ワインなのに、ナイフとフォークで切り分け、噛み締めるような感覚でした。
過去、最高のワインです。

GWワイン祭り開始


GWのワイン3連続祭りの初日です。
本当は互いに仕事があったのですが、強引に切り上げて夕食をセッティングしてもらいました。
気分的にメルローを飲みたかったので、ストックがあって良かったです。


1. ナスとひき肉のパスタ



ナスとパスタのコンビネーションは鉄板ですね。しかもスパゲッティではなく、フェットチーネなので、味が逃げずにしっかり受け止めています。ワインの相性も抜群で、本当に美味しいです。
近頃、舌が肥えてしまって、コンビニ等でのパスタが不味く感じるようになってしまいました。贅沢な悩みです。




2. CHATEAU SAINTE-COLOMBE 2002



シャトー サン・コロンブ2002です。
ワインショップをうろうろしていた時に、彼女がフィーリングで選んだ一本ですね。抜栓をしてすぐに、メルローらしい華やかなニュアンスが広がります。
スケールは大きくないですが、しっかりとしながらも柔らかいタンニンが美味しいですな。
今が飲み頃のハイコストパフォーマンスのワインです。