2010年8月22日日曜日

避暑地へ Aug.21 2010

ただの葡萄ではないです。
なんと、ピノ・ノワールの写真です!
ワインを知ってから、ずっとワインの原料になる葡萄を見たかったので、人知れず感動の対面となりました。
ワインで締めくくった初日でしたが、2日目もワインの旅です。


窓を開けると、心地の良い空気が部屋に流れ込みます。
気持ちのいい目覚めですね。
朝のジュースは、昨日有名なジャム屋さんで買った100%ブルーベリーと山ぶどうです。
いやー、想像を越えてすっぱいです。
目が一瞬でさめました。

朝食は、そばです!
前日が洋食だったので、嬉しい配慮ですね。コシがあって、すごく美味しかったです。
とくに薬味が違いますね。わさびが新鮮で、大根が辛いのが、自分が名店か否かを判断する基準です。
それにしても、また七味が現れたぞ。



バスに揺られて一時間弱。山の中で降りました。
どこか全く分からないですね。
沢山の人がいるので、名所なのは間違いがなさそうです。


軽井沢が避暑地と言われる意味を理解致しました。
気候自体が涼しげで気持ちがいいのは昨日知ったのですが、清流の近くは桁が違います。
澄んだ空気と新緑の葉から差し込む光、そして清流の涼やかな音色。
これは、贅沢です。


川沿いの道を上がっていくと、泉が現れました。
白糸の滝です。
昔は高層ビルから見る夜景が好きだったのですが、こう言う情緒がある景色も最高ですね。
貸し切って、辛口のシャルドネか甲州あたりをゆっくり飲みたいです。




一頻り涼やかな風景を楽しんだ後は、屋台めぐりです。
鮎の塩焼きがある。



この魅力は、皆さんも分かると思います。
何故か美味そうに見えて仕方がありません。
祭りの屋台だと見た目が勝る事が多いのですが、ここの鮎の塩焼きは本当に美味しかったです。
鮎が新鮮なのかもしれません。



居ましたねー、猫も。
大概、猫は外出が苦手なのですが、旅をしてました。
猫の若干迷惑そうな表情が、最高です。


旅の最後は、やっぱりワインです。
軽井沢から電車で30分程度、小諸にやってまいりました。
彼女さんにワイナリーに行きたいとお願いをしておいたのです。
今回、訪問したのはマンズワインです。
駅からタクシーで10分ぐらいなので、アクセスが良いですね。



まずは簡単なレクチャーをビデオで受けます。
ワインがならんでいるのが、気になってしかたがありません。



ワインの保存タンクです。
確か、樽につめる前の段階だと思います。
この一つのタンクに入るワインの容量はレギュラーボトル一万本以上で、人が一生に飲める許容量を越えています。
説明を聞いて、この程度しか死ぬまでに飲めないのかと少しだけショックを受けました。



近代的で衛生管理が行き届いた樽ですね。
どうしてもカーヴのイメージがあるので、雰囲気がある洞窟を期待してしまうのですが。
技術は日々向上しているので、当然このようなドメーヌが増えるのかもしれません。
ちょっとだけ残念ですね。


そして、このマンズワインの一番の魅力は、試飲ですね。
上級キュヴェも含めて格安で、全てのワインが試せます。
写真は、信州東山カベルネ・ソーヴィニヨン、信州カベルネ・ソーヴィニヨン、信州小諸メルローです。
楽し過ぎる。
この試飲にて、購入するワインを選択しました。


当然ここまで来たので、レストランにも行きましょう。
信州シャルドネと信濃リースリングを飲みました。
シャルドネは澄んだ味わい、リースリングも辛口で飲みやすいです。
ワイナリー巡りはやめられません。




鮭のカルパッチョですね。
記憶が曖昧なのですが、美味しかった印象は覚えています。



4種のチーズを使ったリゾットです。
一瞬、オートミールかと思いました。
味は非常に美味しかったのですが、見た目のシンプルさに笑ってしまいました。



最後は畑めぐりです。

まずは、カベルネ・ソーヴィニヨン。
色づく前ですね。
食べたい。
でも大切な葡萄なので、触る事は厳禁です。




カベルネ・フラン。
いいですねー。
カベルネ・フランは、ボルドー右岸の高級ワインのイメージがあります。



メルロー。
来ましたね、シンデレラワインの立役者。
近頃の最高品質のワインはメルローがメインな事が多いので、気になる葡萄です。
カベルネと違って、色づき始めていますね。
彼女さんが一番好きな葡萄です。



ピノ・ノワール。
自分が現在、一番好きな葡萄です。
メルローよりも熟してますね。
食べたいです。
ブルゴーニュをいつの日か旅したいです。



ガメイ・ノワール。
実は飲んだ事がない品種です。
ボジョレー・ヌーボーが解禁したら、今年は飲んでみますかね。



シラー。
これもあまり経験がない品種です。
ちょっと甘いイメージがあるのですが、新世界も開拓したいので、今度オーストラリアのワインを飲んで見たいです。

ちなみに隣?にあっグルナッシュは苗でした。




シャルドネ。
次は白です。
彼女さんも自分も一番好きな品種です。
辛口のあのミネラルやスケールは最高です。



リースリング。
個性が豊かで、甘口から辛口まで何でもこなす万能品種ですね。
ドイツでリースリングを買いすぎたので、近頃は白を言えばリースリングな日々です。


甲州。
これはすごく楽しみな品種ですね。
主張し過ぎない辛口で、日本食と良くマリアージュすると思います。
シャルドネは時々パワフルすぎて、料理と喧嘩しますので。

ソーヴィニョン・ブランが無かった気がするのすが、撮り忘れたのかもしれません。


セミヨン。
最後は甘口のセミヨンです。
最も入り口にあったのが、このセミヨンでした。
何故にセミヨンから?と思った記憶があります。
いつかディケムを飲んでみたいですね。



本当に楽しい旅でした。
帰りの新幹線では、釜飯です。
普通に美味しかったですね。
器は持って帰りました。



しかし、楽しい旅でテンションがあがり過ぎました。
まだワインが飲み足りないので、帰りにエノテカでロゼを買って来ました。


1. 鶏肉のクリームパスタ




これは本当に美味しいですね。
パスタの中で一番好きです。
普通にレストランで食べる味と、全く変わらないです。
今回の辛口のロゼにとての合いました。


2.DOMAINE OTT
  BANDOL ROSE COEUR DE GRAIN CH. ROMASSAN  2009


バンドール・ロゼ・クール・ド・グレン・シャトー・ロマサン 2009です。
記憶が曖昧なのですが、芯がしっかりとした辛口のロゼでした。

2010年8月21日土曜日

避暑地へ Aug.20 2010

 

今年の猛暑を乗り切る為には、諒をとるのが重要です。
アイス? クーラー? 違います。
避暑地に行って来ました。近くて遠い軽井沢の報告を行います。




東京駅から新幹線で、1時間強で軽井沢に到着です。
想像していたより、とても早いですね。
指定席は満席だったのですが、自由席は比較的空いていて快適でした。



軽井沢に上陸成功しました。
とりあえず、いきなりお土産屋さんに突入です。
KitKanの一味がある。軽井沢は一味が売りなんだろうか。


駅ビルから出ると、開放的な景色が。
すると、風が涼しい!
あまり期待はしていませんでした。避暑地って良くてクーラーの1/10程度の涼しさだろと。
澄んだ空気に、強い日差し。しかしながら吹き抜ける涼しい風。
最高に気持ちいいです。
避暑地ってすごいな。




空気が澄んでいるから、陰影がはっきりしてますね。
何となく、子供の時の記憶がよぎります。



ちなみに軽井沢の移動は、借り自転車が便利そうですね。
メインの道沿いに多くの貸し自転車屋が見つかります。
道路が混んでいる事よりも、風を感じると気持ちいいからかな。



風が吹くと涼しくて気持ちいいんです。
しかしながら、歩き初めて30分…。
彼女さんにプランを完全に任せていたのですが、どこまで行くのでしょうか。
さすがに暑いです。


昼食をとるレストランに到着!
実はすごい有名なイタリアンだったらしいです。
昼食時より少し早めにピットインしたのでスムーズに行きましたが、帰り際には長蛇の列と言った感じでした。



席についてすぐに、ワインを選びます。
スプマンテ、白と色々あるのですが、あえてキャンティで。
軽めの赤で、暑い日にも合いますね。



マルゲリータです。
珍しいことにローズマリーがアクセントで、 美味しいです。しかしながら、予想より大きいぞ。
直径30cmぐらいある。
あれ、もう一枚頼んだですが。


生ハムのピザが到着しました。
生ハムの塩味がピザと調和して、すごく上品ですね。自分はこちらのピザの方が気に入りました。
しかしながら、満腹中枢が刺激され、体が現状を理解する前に走り抜ける必要があります。
若干スリリングな昼食を楽しめました。


昼食からワインが飲めたのは最高ですね。
こう言う瞬間、人生を楽しめていると思ってしまいます。
テンションがあがったところで、ショッピングに行きました。
自然豊かなロケーションの中にあると言われている軽井沢駅近くのショッピングモール。予想を遥かに越えて大きいです。


ショッピングモールで、次の日に着る服をどうにか手に入れて、ホテルに移動しました。
彼女さんが全ての計画を建ててくれているので、完全にミステリーツアー状態です。
山の中にある綺麗なホテルでした。
なんと、夕食も予約があるとの事です。
とりあえず、それまで二人乗り自転車で周辺を散策しました。普通の自転車の二人乗りよりきつい気がするのは気のせいでしょうか。




近くに湖があるなら見てみたい!
フェンスがあるぞ、有料か。
時間がないので、残念ながらパスをしました。


二人乗り自転車で、予約がしてあったレストランに到着。
本格フレンチだとは。
完全にカジュアルなんですけど。
到着すると共に、バリッと決めた店員さんが迎えてくれます。まあ、彼女さんはドレッシーなので、いいか。
ジャケットもってくれば良かったな、場違いだ。


若干緊張しながらも、夕食です。
まずは、グラスワインの白からスタートですね。
初めてフルコースのフレンチを食べたのですが、食事の説明があるんですね。
自分的には斬新なんですが、緊張しますよ、余計に。



 舞い上がっていたので、メニューを記録し忘れました。料理の名前は想像もできません。
トマトベースのソースに、茹でた野菜と温泉卵がマッチしています。
しかもキャビアが乗ってるぞ。
キャビア、味がしているのかな?


野菜ですよ。
でも、見くびらないでください。
鮎を包んであげた春巻きがメインです。キュウリのソースが爽やかで、骨まで柔らかい鮎ととても合います。
彼女が不穏な一言を発しました。
「お腹がいっぱいになった」と。
自分もこのペースはまずいと感じました。



前菜パート2です。
ウニと白身魚を、ゼリーで閉じ込めた料理です。ゼリーは煮こごりなのか、魚の旨味が凝縮してますね。
もし高級料理と言うものの特徴を一つあげるなら味の凝縮感なのかなと思わされた料理です。


実は先の前菜の間に、ワインを選んでました!
ワインリストをお願いすると、ものすごい品揃えです。この時点で緊張が0になりました。真剣勝負なのに、誰に気を使う必要もありません。
そして、シャトー・モンローズ1992年を選択。




ホストティスティングをして、ブジョネじゃないか確認しようと神経を研ぎすますと、いままで経験した事がないニュアンスが。
花の香りなのでしょうか、 美味しいですね。
サンテステフなのに、かなり社交的です。





ワインを全力で楽しんでいると突如ももが…。
何が起こったんだ。



ももを器としたももスープです。
これは美味しすぎました!
ただワインとの両立は難しいな。
ちなみに器を構成しているのも、ももなので食べれます。




メイン魚料理の登場です。
カジキだったと思うのですが、記憶が…。
彼女さんが最も誉めていたのは覚えています。



メイン肉料理です。
鳥の胸肉をズッキーニではさみ、フォンドヴォーで味付けしてあります。
ワインと最高の相性です。
自分が総合一位をあげるなら、この料理ですね。


デザートに行く前に、ワインが残っているので色々なチーズをプレートに持って来てくれました。
すごいサービスだ。何でもありだな。
そこで白カビとヤギを選択。
ヤギのチーズは初めてだったのですが、ヨーグルトのニュアンスを感じて、美味しかったですね。



デザートは5つの中から選びました。
彼女さんが選んだのは、春菊のティラミスです。
一口もらって驚きました。
かなり春菊してました。




自分が選んだのは、マンゴープリンです。
9割、彼女さんに食べてもらいました。
今日は行ける気がしたのですが、自分が甘いの苦手だと再認識しました。


なんと、デザートも二段構えです。
スイカのケーキです。
というか、大部分がスイカです。
美味しく頂きました。

初めての経験でしたが、フランス料理のコースも楽しいですね。
また行きたいです。