節操がない気がしますが、クリスマスのきらびやかな雰囲気も、正月のまったりした雰囲気も両方楽しめるので良いですね。
アメリカは新年に何の感慨もないので、いきなり三が日から仕事です。
それでも新年は祝いたい。そこで、カリピノでお祝いです。
[Wine] CALERA MILLS 2005
味わいとワイナリー建設までのストーリーから、カリフォルニアのDRCと目されるカレラです。
一度飲んだ事のあるDRCはお亡くなりになられていたので、比較はできないのですが、カリピノの頂点の一角を味わいたいと、ずっと気になっていたんです。
近所のワイン屋で$44(=3500円)で手に入れました。
グラスにワインを注いだ端から、ローストしたオークやベリー系の香りがあふれます。外観はピノらしい透明感と漆黒に近いルビー色。
とても滑らかな口当たりでタンニンはほとんど感じなく、酸味と甘みが口に広がります。アフターやスケール感はないのですが、バランスがとても整っている印象でした。
ブルゴーニュでは当たりを引かないと、ここまでのものは飲めないと思いました。
しかし複雑な構造やスケール感を求めているので、この延長上にそれらがあるのかは分かりません。ブルゴーニュに戻るか、カリピノの上級キュベに挑戦するか悩みどころです。
[Dish1] 豚肉のマーマレード醤油焼き
最初はそれ程、期待をしていませんでした。マーマレードってオレンジのジャムでしょと。まず、一言。とても美味しいです。主張し過ぎない甘辛なソースに、時々現れるオレンジのニュアンス。凄く上品です。
そして、今回のベリー系のアロマ全開のピノと完全な相性です。料理とワイン、両方で様々なフルーツが見え隠れして、食べて飲んで楽しめる。また是非食べたい料理ですね。
[Dish2] アボガドとモッツァレラのわさび醤油
わさびが大好きなのもあるのですが、この料理も当たりです。たっぷりのわさびを付け、口に含みます。わさびの香りが鼻に抜けて、後はショックが襲いくるのを待つのですが、アボガドとモッツァレラが手に手を取って、ショックを和らげます。不思議な料理です。しかし自分の場合はわさびをつけ過ぎているので、ピノには強かったです。でもやめれませんでした。
[Dish3] キャベツの和風ドレッシング
何度も出てきているキャベツ料理ですね。
やはり最後はキャベツを食べながら、まったりです。